top of page

マザー・テレサが「聖人」に。

2016年9月4日、カトリックで最高の崇敬の対象である「聖人」に認定された。

フランシスコ・ローマ法王がバチカンのサンピエトロ広場での儀式で、認定を宣言した。

フランシスコ・ローマ法王がバチカンのサンピエトロ広場での儀式で、認定を宣言。約10万人の信者らを前に「彼女のほほ笑みを心にとどめ、理解や優しさを必要とする人々に希望を与えていこう」と呼び掛けた。  マザー・テレサは5日で没後19年。ノーベル平和賞を79年に受賞するなど、業績に対する高い評価と世界的な知名度が定着していることもあり、極めて早い聖人認定となった。

※聖者とは : 宗教的な「聖」なる価値を体現した人のことを聖者ないし聖人という。その価値の内容は宗教によって多少の違いはあるが、この世的な自己中心の立場を離れて自己を見つめ、同時に、人間を超えたより大いなる生命や力の世界を直感して、生の営みに意味をみいだそうとする成熟した情操の持ち主、という点ではほぼ一致している。 ローマ・カトリック教会では、中世以降、教えのために身を犠牲にした殉教者など、伝道に英雄的な徳行があった人物を審査して聖人saintに列せしめている。「福音書(ふくいんしょ)」関係のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネや、「書簡」の筆者のパウロ、ペテロら聖書関係の人たち、アウグスティヌスやトマス・アクィナスらの宗教思想家、修道院の聖者フランチェスコ、東洋伝道のザビエル、またバレンタインデー(2月14日)のバレンティヌスや、1597年(慶長2)に日本で殉教した26人も聖人に名を連ねている。聖人は公式の崇敬を受け、祝日も定められており、また、洗礼を受けて信徒となるときに聖人の名をとって洗礼名としたり、教会堂や病院などに聖人の名をつけたり、願い事をする場合に聖人に代願を依頼したりすると、厄除(やくよ)けになったり効果があるという守護聖人の信仰もあって、聖人は広く民衆の崇敬を受けている。  略歴 : 現在のマケドニア・スコピエ生まれ。18歳で修道会に入った後、

インドに渡り、教員を経て貧困層への奉仕に専念した。50年には「神の愛の宣教者会」を設立。飢えや病気に苦しむ人々の救済活動を世界に広げた。

あまり知られていないマザー・テレサ

マザーテレサほど神と共に生きた人はいません。

彼女が神から啓示を受けとったのはただの一度きりでしたが、 啓示を受けて以降、ずっと神に従って生きてきました。

死を待つだけの人々のために家を造り、 献身的な日々に人生を捧げました。

そんな、マザーテレサがいよいよ最後を迎えるというとき、 イエスが来るかもしれないと期待していたところ、現れたのは悪魔でした。

彼女はヴァチカンに依頼し 悪魔祓いを行いましたが、悪魔は立ち去りませんでした。

落胆し、落ちるところまで落ちた彼女ですが、 ふっと悟りがやってきます。

「私は、どんな病気にかかった人であろうが、 どんな状態の人であろうが、無条件に受け入れた。

たとえ患部から膿が出ていようが、 接吻して、看取ってきた。

そうか。

私が最後にハグ(抱きしめること)しなければならないのは、 悪魔かもしれない」

そうして、マザーテレサは悪魔とハグをしました。

すると悪魔は消えました。

そのあとにやってきたのは、本当の悟りでした。

「悪魔だと思っていたけれど、やってきたのは真逆の自分だったのね」

誰から見ても清く生き、権力やお金を忌み嫌っていた彼女は、 権力からの寄付を「そんなものは汚い」と受け取りを拒否したと言います。

それはやはり裁く自分がいたからです。

清く生きるということのなかに、 どこかに否定する自分がいたのです。

だから最後に反対側の自分がちゃんとやってきました。

それが自分には悪魔に見えたけれど、 ハグすることができて、本当の統合が起こりました。

そうして亡くなっていきました。

何が正しくて正しくないかを考えることは大事ですが、 光を求めれば求めるほど、 ないがしろにされるものが出てくるということも 意識しておいたほうが良いようです。

bottom of page