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ナイチンゲール「看護の覚え書」


Voice of Florence Nightingale (1890)

人間は生まれつき「生命力」をもつ。

看護はその「生命力」を高めるように環境を調整する営みである。

                   by.F・ナイチンゲール

看護とは“その人の生きる力(生命力)に力を貸すことである”と言い換えることが可能ですが、具体的な力の貸し方は、あらゆる「生活」場面を通して、あらゆる手段を思考しながら、最も有効と思われる方法で行われます。

加えて提供する看護が、そのつど患者の生命力の消耗を最小にするように配慮されるべきであるということです。

ナイチンゲールの見事さは、“これが看護である”と定義づけた点です。

そしてこの発想 は今も昔も変わることなく、看護の本質として、看護の行為を支えていく思想である。

看護師が学ぶ「ナイチンゲールの覚え書」とは

1、換気と暖房 看護の第一の原則:空気を清潔に温かく保つこと 2、住居の健康 きれいな空気と水、下水溝の整備や室内への採光 3、小管理 患者さんのそばに看護者がいなくても、安全で安心なこと 4、物音 騒音や内緒話で患者さんを不快にさせない 5、変化 よい環境の変化が気分転換となり体調回復へ 6、食事 体調に合わせて、食べられるときに食べられるものを食べたくなるように! 7、食べ物とは 栄養バランスよく、食べやすく 8、ベットと寝具 シーツの肌触りやベットの高さなど患者さんにあった寝具を 9、陽光(太陽) 陽光は健康維持にも回復にも大切なもの 10、部屋と壁の清潔 そうじ,風通し、窓の位置(採光) 11、体の清潔 体を拭くと患者さんへ開放感や安らぎ、元気をあたえられる 12、おせっかいな励ましと忠告 よけいな話をして、逆に不安をあたえてはいけない 13、病人の観察 表情や顔色、排泄物などを観察して体調を知る

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